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現代の国産墓石事情
国産墓石なら本当に安心できるのか?
中国産墓石は不安!ならば国産墓石なら安心か?
2014年7月に、中国・上海の大手食品企業による、消費期限切れ食肉を加工した食品が、
日本の大手ファストフードチェーンや大手コンビニで使用されている事実が報道されました。
2008年に起こった、中国毒入りギョーザ事件から後、
一時的に中国からの食品輸入率は減ったものの、その後回復し、
2013年度は、輸入食料品のうち13.7%が中国から輸入しています。
しかし、また今回のような問題が起こると、一般消費者からすると、
お墓に関しても、中国産というだけで不安を覚えても止むを得ないでしょう。
ならば、「少しばかり予算をアップして国産墓石にしよう!」、
なんて考えておられる方も少なくないでしょう。
でも、本当に国産墓石を購入すれば安心なのでしょうか?
答えは「いいえ」です。
現在、日本国内に流通している国産墓石の多くが、
「安心できない国産墓石」といっても過言ではありません。
なぜならば、「国産墓石」と表示されて販売されている墓石の多くが、
石は日本の石だが、つくられているのは中国の石材加工工場という製品です。
前述の食肉加工に当てはめると、日本から送った食肉を中国の食品加工工場で、
「チキンナゲット」等の製品に加工され輸入販売しているといった状態です。
日本の石を中国で加工しても「国産墓石」???
先ず結論から申し上げますと、中国で加工されたものでも、
原材料である石自体が日本の石ならば「国産墓石」と表示しても、
現在の日本の法律では何の問題もないのです。
さらには、中国で加工されたかどうかの事実を明示する義務もありません。
法律上、問題がないのであれば、お墓を販売する石材店側としても、
「これは、日本の石を中国で加工したものです」なんて言う必要がないわけです。
「安心の国産墓石」と展示墓石に表示していれば、
消費者が勝手に「日本でつくったもの」と解釈してくれるのですから。
そもそも、日本の石で本当に良いものは中国には送られません。
本当に品質の良い日本の石は日本国内で取り引きされます。
そもそも、日本で採掘された石を、わざわざ運賃をかけてまで中国へ送り、
墓石として製品加工されたものを、また運賃をかけて日本に輸入する意味は何か?
その目的は安くつくるという以外に何もありません。
少しばかり安いからといって、中国で加工された国産墓石を購入した時点で、
「安心できない国産墓石」に当たるという位の覚悟を決めておく必要があります。
それでは、日本国内で加工された国産墓石ならば、
絶対満足の出来る「国産墓石」に出会えるのかというと決してそんなことはありません。
このことについて詳しくはコチラまで。